デゴルジュマン(degorgement)とは、シャンパンの澱引き作業のことです。
瓶の先端に澱を集めて、澱だけを取り除きます。
ちょうどYouTubeにデゴルジュマンの様子がアップされていたので
ご紹介します。
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1分10秒くらいから見ると、
ちょうど澱引きの作業が見られますよ!
職人さんの技だと一瞬ですよね。
抜栓してすぐ指でふさいでいるところ、
見えましたか?
今でも小規模な生産者では澱を凍らせずに
このように手作業で澱引きをする伝統的な製法に
こだわっているところもあります。
澱を集める作業(ルミアージュと言います。)は
今では機械化されていて1週間ほどで完了するそうです。
この澱だけを取り除くために
マイナス20℃~30℃の液体(液体窒素や塩水など)につけて
澱だけを凍らせるという作業を行っています。
凍らせると立てたときに凍った部分が圧力で押し出されるので
そこだげ取り除くことによって澱を抜いています。
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デゴルジュマンの日付はわかる?
デゴルジュマンの日付は小規模な生産者なら
シャンパンのエチケットに書いているところもあります。
ちょうどこの間飲んだシャンパンにも書いていました。
この写真だと
「2013年の12月にデゴルジュマンした」
と書いてありますね。
ノンヴィンテージ(NV)のシャンパンでも
この記載があるといつ頃に作られたシャンパンかわかりますよね。
参考記事
⇒シャンパンのヴィンテージとは?~ワイン初心者講座~
ワイン専門誌など、ワイン評論をするときに
この日付を参考にしているそうです。
デゴルジュマンの後もシャンパンの味わいは少しずつ変化するらしく、
デゴルジュマン後何年たったかで
均一の味わいで作られているNVのシャンパンでも
味が変わるそうです。
同じシャンパンなのに
ちょっと面白いですよね。
ワインセラーをもっている方は
試してみてもいいかもしれません。
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